一期一会 |
みなさんこんにちは。いかがお過ごしですか?ここ数日のボンは空模様が良くなく、夕方には突然夕立めいた大雨が降ったりします。気温も低めでちょっと憂鬱な天気が続いております。日本は桜前線上陸中のようですね。お花見楽しんでください、そしてお話聞かせてくださいね(^^)。 さて、先日「一期一会な一週間」というお話をしました。とうとうきちゃいましたよ、別れの時が。仲良くなった人のほとんどが一ヶ月のみの留学ということで今週木曜日にお別れの日を迎えました。 正直言います。こんなに辛いものかと度肝抜かれています・・・(>_<)。 もともと寂しがり屋さんですから(笑)、人並み以上に敏感に寂しさを感じるんでしょうね。特に中の良かった5人が順番に帰国するのを4回も見送ることになりました。ほんま強烈な突風が体を突き抜けていく感じです。 実際は感傷に浸っている暇はないですし、次に進まなければなりません。しかし次にいつ会えるか分からないということを思うと、ほんま辛い・・・。 しかしこう考えることにしました。 世界人口は現在約65億人だそうです。そして、1分に150人、1日で20万人、1年で8千万人、増えていて、世界中で、1年に6千万人が亡くなり、1億4千万人が産まれているそうです。 その中でなぜ出会うことができたのか?1/6500000000の確率で出会っているんです。これはとても喜ばしいことですし、幸運以外の何者でもない。だから素直に感謝すべきだし、素直に寂しくなってもいいのかなと・・・。 それともう一つこの1ヶ月で学習したことは、国、言語、人種、文化、年齢、背景、性別などなど、人と人とが良き出会いをするということにはほとんど関係ないということです。というのは、始めボンに来て日本人の多さに驚愕し、苛立ちもしました。でもそんなことを嘆き悲しむよりも、どうにか楽しめる方法はないか、自分にとって最適な環境を作り出すことはできないものかと考えるようになっていったんです。単純にその方が徳だと・・・。 ならば次に何を考えるか。十人十色ですから考え方や好みはみんな違います。合う奴合わない奴も当然いますが、日本人だろうとそうでなかろうと、国や言語で一線を引いてしまうことなく、相手の“人としての本質的な部分”を極力垣間見るようにすることが大事になるのではないか・・・。 確かに同じ言語を話す方が楽ですし、近づきやすい。自分の目的に照らし合わせて甘えすぎるのは良くないと思いますが、「日本人はああだこうだ・・・」とまで決め付けて拒絶する必要もないと思いました。僕が始めにここに来たときは残念ながら後者な感じでした。何が大事なのか、考える事すらしていませんでした。今でもまだまだわかってはいませんが、現在は少なくともそれを“考えよう”とするようになったと思います。そしてそれは自分にとって大きなプラスになった気がしています。 幸いにも、今回帰国した僕の仲間はほんまに良い奴ばかりでした。助けられたことも多かったし、ちょっともめたりもしたり・・・。たまたま多くの日本人学生と仲良くなりましたが、異国の地で同郷の人と良き出会いをすることにすごい運命を感じますし、幸せなことだと思います。たまたま日本人なだけであって、1/65億人の出会いには変わりないのですから。 また会う日まで・・・。Vielen Dank!(合ってるかな・・・?笑)。 |
by ynikki
| 2006-04-01 16:43
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